私はネコです。(その2)

目を覆って寝ているネコ

今日の天気 曇ったり晴れたり雨が降ったりで、そのため、洗濯物を出したり入れたりで我家は天気に翻弄された一日でした。


さて、昨日は予定をしていなかったネコとの対話で無駄な時間を過ごしてしまいましたので、昨日のネコには二度と会いたくないと思いながら公園を歩き始めました。
昨日ネコと会った場所にはそのネコはいませんでした。これで今日の日記は何を書こうかと歩きながら考えることが出来ます。
で、そろそろ上池の周辺を歩き終わろうとした時、不幸な出来事がおきたのです。昨日のネコと会っちゃったのです。又、道路の端っこで寝ていたのです。
こんなことって良くありますよね。会いたくない人には会って、会いたい人は会えないことって。ネコにも同じことが言えるのですね。


[ネコとの対話内容報告]

ネコ「私はネコです。名前は忘れてしまいました」


「昨日と同じようなセリフですね。「私はイヌです」といわないところをみるとまだボケが始まっていないのですね。ところで何で人間が往来する道路で寝ているんですか。邪魔ですから竹やぶの中で寝ていたらどうです?。こんなところで寝ていたら人間がウッカリ踏み潰してしまいますよ。踏み潰した人間が可哀想だと思わないんですか」


ネコ「踏み潰されたネコが可哀想だとおもわないのですか。だから人間は好きになれないんだ」


「ホームレスのネコに同情する人間は余りいませんね。人間は嫌いだと言っているわりには、人間と同じような寝姿をしているじゃないですか。道路で寝ると明るすぎるから前足で目を覆って、横になって寝ていますよね。これって人間と同じですよ。それにネコとしては態度が大きいと思いますが」


ネコ「この寝方は人間に飼われているとき、人間の寝る時の姿を見て覚えたんだよ。つい、癖になっているんだ。態度が大きいといわれても、今は誰に媚びする必要もないのだから自然に振舞っているだけだけど」


「もう少し謙虚な態度で人間に接したらどうですか。そうすれば、「あらっ、可愛いネコちゃんね」と言われ、又人間に飼われて自分の家を持つ事だって出来るかもしれない」


ネコ「人間は信用できないね。自分勝手だよ。だって人間に飼われた初めの頃は私を大事にしてくれていたんですが、必要がないとなった途端、公園に捨てにきたんですよ。それも「ここにネコ、イヌなど動物を捨てないで下さい」という看板がある場所にですよ。そんなことって許せますか。それ以来ホームレスになってしまったんです」


「・・・・」


今日は僕の方が言葉に詰まってしまいました。だから会いたくなかったんだよね。ネコの気持ちも良く分かりますけど。