言い訳問答

「梅」

今日の天気 曇りのち雨。


もう一人の僕「16日から19日までの4日間。日記の掲載がなかったけど、どうしたんだい」。


「法事があって田舎に帰っていたんだよ」。


もう一人の僕「法事なら事前に分かっているはずだけど、どうして日記にそのことを書いておかないんだよ」。


「法事は1年前から分かっていたんだけど、出発前日に書くのを忘れてしまったんだ。家を出る予定が16日だから、その前日の15日の日記の最後に書こうと思っていたんですが、15日の日記が無い知恵を振り絞って書いたので、書き終わったうれしさでつい法事のことをかくのを忘れてしまったのさ」。


もう一人の僕「無い知恵を振り絞って書いている日記が、あの程度なの」。


「そう、あの程度なんです。知恵を振り絞らないと自分でも何を書いているか分からなくなってしまうのです」


もう一人の僕「いつも長々と書いていて、何を言いたいのかさっぱり分からんのだけど。日記は長ければいいと思っているんじゃないの」。


「そうは思っていないけど、だからと言って「今日の天気は晴れ」で終わってしまっては明日からこの日記を読む人はいなくなってしまうと思うけど。小学生の夏休みの宿題の日記に毎日の天気だけを書いて先生から褒められたことがあったけどね」。


もう一人の僕「そもそもこの日記を読んでくれる人はいるのかね」。


「いるといえばいると思うし、全くいないといえばいないしで、全然分かりませんね」。


もう一人の僕「日記に魅力が無いんじゃないの。それに日記を休むなら休むで、その旨を書いておかない無責任なところもあるし」。


「反省しています。これから休む時は必ず書くようにします。ですが魅力ある日記となると」。


もう一人の僕「期待していないよ。今までの日記から言って魅力ある日記を期待するほうが間違っているよ。それから毎日誰かが日記を読んでもらっているということも期待しないで欲しいね。たまたま今回、この日記にアクセスしたら同じ15日の日記ばかりしか出てこないのでウンザリしたので、チョット聞いてみただけだから」。