早くも「こいのぼり」

今日の天気 雨。終日雨となりました。昨日は風が強く、そして今日は雨。公園の桜は殆ど散ってしまったことでしょう。


こんな雨の日は卵を産んだガチョウのことを思います。


森 進一さんが歌っている中に「おふくろさんよ」というのがあります。あの歌詞に「雨の降る日は傘になり お前もいつかは世の中の傘になれよと教えて」とあります。あの親鳥は卵の傘になっているのでしょうか。親鳥が傘にならなければ、ひな鳥の教育は出来ないのではないでしょうか。人間の世界とガチョウの世界は違うと言われそうですが。


今までガチョウの親鳥を見て来ましたが、どうも人間のように行きそうもありません。産卵したのは良いけれど、それを孵化させようとする心意気というか、母親として子供を思う気持ちが欠如しているように思われます。その原因の一つとして毎年「ウンザリ」するほどの数を産卵することに有るのではないでしょうか。そのウンザリするほどの卵の一つ一つに愛情を注ぐのは絶対無理と思っているのではないでしょうか。その中で一羽でも孵ってくれればもうけものと考えているかも知れません。


卵を狙っている天敵がいます。カラス、ネコ。でも、日中、巣を空けることが多いのです。グータラな親鳥です。太陽の光で孵化させようと考えている親鳥です。これは想像ですがこんな親鳥ですから、多分、今日も巣を空けて、自分は雨があたらない木の下などで雨宿りをして、卵はそのままほったらかしにしているのではないかと思っています。親鳥は言うでしょう。「今日は雨で卵を洗っているのです。たまには卵を洗ってやらなきゃ。清潔が一番大事」と。傘どころではありません。