蒸し暑い日の出来事

今日の天気 曇り


毎日蒸し暑い日が続いています。
公園の「上池」を一周しますと汗が噴き出してきます。
こんな蒸し暑い日は、公園でちょっとした出来事が起こります。


[その一]
前からご婦人が一人歩いてきました。いつも行き違うご婦人です。少し太り気味の方でこの方もダイエットに努力していることが分かります。
突然「キャーッ」と悲鳴を上げ立ち止まりました。
僕の顔を見てびっくりしたのかと思いましたが、僕の顔は人を驚かす顔ではないことに自信を持っていますので、その思いを否定してご婦人に近寄りました。
「蛇、へび」とご婦人は声を震わして言いました。それは1メートル以上もある青大将です。
僕も思わず「キャーッ」と叫びました、僕は男であることを思い出し、そして威厳を保とうと「シッ、シッ」と追い返しました。その声は震えていました。
青大将は僕の震え声を可哀そうだと思いゆっくり草むらの中に入って行きました。
ご婦人も僕のことを「あまり頼りにならないと男」だという顔をして立ち去りました。


[その二]
男の威厳を少し落としてしまった僕は何事もなかったような顔をして歩きはじめました。
そうしましたら、今度は「カメ」が道路の真ん中を歩いているのを見つけました。
今まで何回もカメを助けた実績があり、池に戻すことになれています。
このカメも池に戻してやったらどんなにカメから感謝されるかと思い、そのカメを持ちあげました。
その途端、甲羅の下から水がドサッと噴き出しました。
「ウワッ」とびっくりして、そのカメを落としてしまいました。
カメは敵から逃げるため、水を出して驚かすんですね。本当にびっくりしました。
いましがた僕を冷たい目で見て立ち去ったご婦人は、僕のびっくりした声に振り返えり、今度は憐みの目でみていました。
(そんな気がします)
僕は今日はなんてついていない日なんだろうと思いました。



[その三]
今年はカタツムリをたくさん見ることができました。
昨年まではカタツムリを探してもなかなか見つからなかったのです。
そして、今年はカタツムリの子供も見ることができました。体の大きさから比べて「角?」が異常に長いのです。面白いですね。















「キャーツ」と悲鳴を上げたり「ウワッ」とびっくりしたり「ヒャーツ」と驚いたりして、僕の小さな心臓に負担をかけた「蒸し暑い日の出来事」でした。