「箒とチリトリを持ったオジサン」

夜中、風が強くなってきました。風が吹きますと隣近所から木の葉が集まってきます。
我が家は木の葉にとって居心地が良いと見えて、あちこちから集まってきます。
そんなことでちびった箒でせっせと木の葉をかき集め、チリトリに入れて毎朝の作業が終わります。
そんな姿を見て隣近所の人は声をかけてくれます。
「毎日、スイマセンね」と。
「ハイ、お互い様ですから」と返事をします。
何故か我が家に生えている植木の葉っぱが隣に飛んで行き、隣近所の植木の葉っぱが我が家の庭に飛んでくるのです。
本当にお互い様です。僕は「箒とチリトリを持ったオジサン」ということで隣近所では有名人です。