残念なお話

ヒナゲシ3

今日の天気 曇り。千葉県地方はこれから雨。そして雷との予報。


今日は残念な話から始めなくてはなりません。袖ケ浦港に来た「コククジラ」。千葉県の富山町小浦漁港沖で定置網にかかって死んでいるのが発見されました。まだ、一歳半から二歳でメスの子供でした。
ゴールデンウイークに袖ケ浦市中袖の海岸に来て、潮を吹いていた姿が忘れられません。二度も見に行きました。子供たちにも大変人気があって、姿を現すたびに歓声と拍手が沸きあがりました。この子らからも「かわいそう」との声が聞こえそうです。そして「ありがとう」という声も聞こえそうです。


コククジラチャンにはもっと長く袖ケ浦にいてもらいたかった。でもオホーツク海に行く途中、東京湾に迷いこんだとなと皆が思いました。そして、袖ケ浦の港まで来てその姿を見せてくれました。子供たちは大はしゃぎでした。大人も感激しました。テレビ、新聞などの報道も大々的に取り扱ってくれました。
コククジラ」という名前も初めて知りました。餌の食べ方は、からだを海底の砂にこすりつけるようにして砂や泥をすくい取りその中にいる貝などをクジラヒゲで漉しとって食べることも知りました。でも、あんなに大きな体をしたクジラにとって餌は十分にあるとは誰も思いませんでした。ですから早く東京湾からでて太平洋に戻るよう願いました。
でも、残念な結果になってしまいました。テレビで見る限りでは、海岸に引き上げられたコククジラチャンは大変痩せていたように見えました。


コククジラチャン、コククジラチャンの悠々と泳いでいた時の姿は素晴らしかった。潮を吹き上げながら海面にでて来る時のあの雄大な姿。それに海面にもぐる時、尻尾をそっと海中にいれる時の仕草は脳裏に焼きついていて、忘れることはありません。思い出を作ってくれてありがとう」。
[ご参考 id:h-kawa0619:20050507]