焼き芋屋さん

ヤエ

今日の天気 晴れ。

昨日と違って天気がいいと気分が「元気」になります。心の中も晴れたようになりますから不思議です。公園に行ったのですが、昨日の雪はありませんでした。やはり積雪にはならなかったようです。渡り鳥たちもびっくりしたでしょうね。雪が降ってきたので、公園を出発する予定だった渡り鳥たちも急遽会議を開き、「まだ冬なのか、それとも春なのか」など協議をして「もう、二、三日様子を見るベー」となったかも知れません。その会議の結果かどうか分かりませんが、渡り鳥の数は前回より変わっていないように見えました。


公園に行く時間が昼ごろでしたので公園を歩く前に食事をして行こうと思い、公園の近くのラーメン屋に入りました。丁度昼食の時間ですのでお店は混雑していました。店員さんがあるお客のところで注文を取っていました。そして「ご注文を繰り返させていただきます」。
この注文を確認することは近頃良く見受けられますよね。「そんなの注文してないよ」と言われるのを店側では未然に防いでいるようです。「ラーメン一つ、餃子一つ、チャーハン一つ、野菜炒め一つ」。その声は店中に響きわたりました。元気がいいですね。客はその店員に言いました。これも大きな声で。「余り大きな声で言うなよ。恥ずかしいじゃないか」と。その客は一人でカウンターに座っていたのです。ちょっと太り気味の人でした。


公園の入り口に「焼き芋屋」さんがいました。さっき食事をしたばかりですが、実に良い匂いです。この匂いの誘惑に負けそうになりましたが我慢しました。スピーカーから「赤い看板の焼き芋屋。早く来ないと行っちゃうよ」と良い匂いとあわせて宣伝文句を流しています。公園を一周したらまだそこにいました。4周を終えた時にもその場所にいました。
 

今日の公園、珍しく人は少ないようです。鳥を相手に商売をしているわけではないでしょうが、こんな場所で商売できるのかなぁと思っていました。「早く来ないと行っちゃうよ」と言った言葉はお客がいることを前提としたもので、その言葉の意味は「お客さん、早く買いに来てください。後で買いたいと思ってももういなくなっていますよ」という意味だと思うんです。従って、客がいない場合はその場にいなくてはならない、ということになりませんか。それを焼き芋屋さんは忠実に守って行っちゃうことが出来なかったんだと思っているのですが違うでしょうか。「赤い看板の焼き芋屋、早く来ないと行っちゃうよ、誰もいなかったら待ってるよ」。