春夏秋冬。猫たちは一張羅の毛皮を着て過ごします。
毛皮を着ていても、冬の寒さはこたえます。もう一枚毛皮の重ね着をしたいのですが
思うようになりません。寒さに耐えて暖かい春がくるのを待ちます。


春が来て、梅雨の季節が過ぎ、暑い、暑い夏がやってきます。
今度は毛皮が邪魔になります。毛皮を脱ぎ捨て裸になれたらどんなにすっきりするかと思うのですが
これも思うようになりません。


せめて暑い夏の時期、涼しいところで過ごそうと考えたのが「草むら」。
猫たちが熱い夏を過ごす「生活の知恵」です。


この「草むら」は、夏の時期に使う簾のようで、な〜ンとなく涼しく感じます。
でも、この草むらは公園を管理するオジサンたちが刈り取っていきます。
猫たちはオジサンたちがまだ刈り取っていない草むらを求め、さまよい歩きます。


(暑い夏を「草むら」で過ごす猫)


(暑い夏を「な〜ンとなく涼しく」[キバナコスモス])