「どっから」かって「何処」

今日の天気 雨のち晴れ


今週はすっきりしない天気が続きそうです。秋雨前線が勢力を強めています。
秋もだんだん深まって、北の方から紅葉の便りが届きます。
まだ、我が町は紅葉には早いのですが、公園の「上池」にはたくさんのカルガモが「どっから」か飛来しました。
エ〜と。
これから我が町は寒くなるのにカルガモは寒い時期に「上池」に「どっから」か飛んで来るということはどうも我が町の冬の時期が好きらしいのです。
と、いうことは「どっから」かの地方では暖かくなるということで、我が町と逆の気候ということになります。
「どっから」かの地方というのは日本でしょうか。それとも外国でしょうか。


僕「おーい、カルガモ君。元気だったかい。今年は家族をたくさん連れて来たじゃないか。早いもんだね、カルガモ君がこの春「上池」を飛びだってから半年。その間にカルガモ君は結婚して家庭を持ち、子供たちも10羽も生まれたというじゃないか。
本当におめでとう。子供たちもそれぞれ独立して巣立っていったけど、この池に飛んでくるときは家族一緒にきたんだね」。
僕はかすれている声をふりしぼり、カルガモ君に話しかけました。


カルガモ「ハイ、ありがとうございます。お陰様で結婚して沢山の子宝に恵まれました。今年の春、婚約者が「どっから」かに旅立つということになり、やむなく一緒に飛んでいきました。本当ならこの上池に残り春に結婚したかったのです。
でも、「どっから」かの地方で結婚し、家族を持つことができました。「どっから」かは、日本であるか、日本以外の国であるかわかりませんでした。「どっから」かの地方では人間をみたことがないのです。
食べ物が沢山ある大きな湖でした。
ところで、そのかすれた声はどうされたのですか」。


僕「カルガモ君たちが「どっから」かに旅だった数ヶ月後、ある大きな病気が見つかりその治療のため数ヶ月入院しました。その治療の副作用が今でも続いています。そのうちの一つです。病気が完治すれば声のかすれもなくなります。来年の春、カルガモ君がまた「どっから」かの地方へ旅立つ頃まで声が元通りになることを願ってがんばっているところです。その時は大きな声で話ができると良いなぁ」。


カルガモ「期待していますよ。時々、上池で大きな声を出す練習をしてください。上池中に響き渡る声であるかどうか、僕が聞いてあげますよ」。


僕「ありがとう」
と、言って僕はカルガモ君との再会を約束してその場を去りました。