独り言

「ケーキ」だ「ナットウ」だと次から次へと世間を騒がす問題が発生しています。食品産業・情報機関に携わる会社トップの人たちの意識はどうなっているのでしょうか。過去に何度も同じようなことが起きているのに、何故、自分たちの会社の状況を把握していないのでしょうか。
他社で事故が起きた場合、社長は「我が社の実態はどうなっているか。同じようなことをやっていないかすぐ調べなさい」と専務あたりに指示すれば、サラリーマン根性がしっかり身についている専務は「ハイ、かしこまりました」と言って次の常務に指示を出し、常務は又その下の部長に指示を出し、部長は課長に、課長は係長に、係長は担当者を呼び「社長からの指示で我が社の実態はどうなっているか、すぐ調べて欲しい。そしてすぐ報告書を提出するように」と言えば、担当者は「いつか俺はここの社長になるんだ」と心積もりがあるからサービス残業をして報告書を取りまとめ、その報告書を係長の言われた期限までに提出することになります。
係長はその報告書をさも自分が作成したような顔をして自分の判子を押し、課長に提出します。そして課長も同じく自分が作成したような顔をして判子を押して部長に提出し、部長も常務に、常務は専務に、専務は部下が作成した報告書にそれとなく判子を押して社長に提出します。
問題がなければそれで終わり。問題があればすぐ改善する。
「こんな簡単なことが何故出来ないんでしょう」と会社勤めの短い経験をもつ家内が言っておりました。